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会長挨拶

会長挨拶

平成31年新年ご挨拶 「災害は忘れる前にやってくる」

 昨年7月の豪雨災害では、県内各所で大きな被害が発生しました。被災された方々に、あらためてお見舞い申し上げますとともに、被災地の早期復旧・復興を祈念しております。また、心温まるご支援をいただきました皆様には、あらためて御礼申し上げます。

 さて、旧年中は、本会の活動に多大なるご理解とご協力を賜りありがとうございました。
 昨年は本県以外にも全国各地で自然災害等が発生しました。
  6月中旬……大阪府北部地震(震度6弱)、ブロック塀倒壊
  7月初旬………7月豪雨災害(西日本)、堤防決壊による浸水被害多数
  7月中旬……連日40度超えの酷暑、各地で熱中症多数
  7月下旬………台風12号(迷走台風)、東から西へ日本横断
  (8月中旬……毎日台風発生)
  8月下旬………台風20号被害
  9月初旬………台風21号被害、阪神直撃し関空水没他被害多数
  9月初旬………北海道胆振東部地震(震度7、震度5弱)
と、目まぐるしく起こって、「災害は忘れた頃にやってくる」ではなく、「災害は忘れる前にやってくる」というような感じがいたします。
 これらの災害は、人間の文明自体が原因であるともいえるのですが、そのうちでも特に土木・建築行為が地球環境に大きな負荷を与えていることは間違いありません。建材の生産や建設において資源やエネルギーを大量に消費し、地球上を人工物で覆ってしまっています。また、建築物の内部環境維持のために消費するエネルギーは、それ以上に負荷を与えています。このような人為的な負荷が、地球本来の気象の循環サイクルを狂わせ、極端な温暖化現象等を生み出す危険な状況を起こしているのです。そのため、あらゆる分野で環境負荷を低減する努力が求められています。このことを建築士として真剣に考え、日々の仕事で環境対策を取り入れることが大切です。それにはいろいろな方法がありますが、日々研鑽してバランスのとれた心地よい住まいを目指していくことが大切です。つくりがあまり専門特化されることなく、構造や省エネ性能、快適性、そして美しさなどに絶妙なバランスが保たれ、そこに住む人の身体能力や人間のすばらしい順応性が奪われることのない暮らしができる住まいが理想です。これが理想の「エコ住宅」だと思います。昨年のような自然災害は、今後当たり前のように発生することが予想されています。これからの安全・安心なまちづくりを実現していくには、我々建築士は何をしなければならないのでしょうか。
 本会では、昨年の豪雨災害に対し、被災者支援の一環として「建築住宅相談窓口」を設置しました。これはおかやま建築5会まちづくり協議会が国より補助事業として受託した事業を本会が代表事務局として窓口となり、被災住宅建築相談を実施しているものであり、現在も継続中です。また、2016年に起きました熊本地震を教訓に地震災害が発生時にも早急に対応できるよう、日頃より被災建築物応急危険度判定の意識を高めるため講習会の開催、応急危険度判定の実地訓練や連絡訓練を本会の地域づくりフォーラ21部会が中心となり実施しています。
 住宅等の省エネルギー性能の向上に関しましては、その考え方や設計方法・施工技術の普及を目的として、施工技術者向け及び設計者向けの講習会を実施しています。ぜひ受講していただき、施工に設計に活かしていただきたいと思います。
 すでに全国的に大きな問題となっている空き家対策に関連し、歴史的建造物の保存と活用の専門家を養成するための講座(ヘリテージマネージャー養成講座)にも力を入れています。今年度はお休みしていますが、来年度は開講することとしています。ぜひ一緒に勉強し地域貢献していきましょう。
 本会が現在活動していることは他にもたくさんあり、会員一丸となって今後のさらなる活動の発展と、会員増強を目指していきますのでよろしくお願いいたします。
 本会の目的は定款にありますように、広く社会に貢献することです。この目的を実現していくために、建築士として品位の向上、業務の進歩改善を行っていく所存ですので、今後ともご支援ご鞭撻をお願いし、新年のご挨拶とさせていただきます。

2019年01月01日

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